Flossa織りでタペストリーを織り上げる様子を紹介します。
この夏は夫が育児休暇を取り、子どもの世話を担当することに。
では、私は織物を再開します。

Flossa 織り Half pile weavingとは

久しぶりに織れるのが嬉しくて、大きなものを織ろうと張り切って経糸を張ってしまいました。
学生時代にスウェーデンの織物学校に交換留学していた時に織った「Halv Flossa」のテクニックをもう一度試したかったので、この機会に挑戦します。
Halvはスウェーデン語で「半分」英語では”Half”、Flossa(フロッサ)は英語で”pile weaving ”という意味で、その名の通り、Flossa織りと、そうでない面(今回は平織り)が半分、もしくは混ざっている織り方です。
スウェーデンの博物館や地方の美術工芸を紹介する施設を訪れると、この方法で織られている織物がよく展示してあります。

学生時代にHalv Flossa織りで織ったタペストリー(青地に緑の作品)

RyaとFlossaの違いは?

Rya織り(リーヤ、リヤ)とFlossa織りの違いは何でしょうか?
どちらも、経糸に緯糸を結びつけながら織っていく「ループ織り」ですが、仕上げの方法に違いがあります。
Ryaは、結びつけた房を切るだけですが、Flossaは長さを均等に切り揃えます


スウェーデンの織物学校で、専用の道具を使いながらFlossaを織る様子

Flossa織りの方法
経糸に緯糸を結びつけた後、2枚の金属板に緯糸をまたがせていきます
一段織り終わったら、専用のナイフでザクっと緯糸を切ります。そうすると、均等な長さになります。

制作風景

自宅では、経糸に緯糸の房を巻きつけて、木の板にくぐらせながら織っています。
機の様子 模様以外のところは平織りです

学生時代の作品は木洩れ日模様をモチーフにデザインしました。今回も実際に木の下でいい模様(木かげ)を探して、デザインしています。

織っている様子はこちらをご覧ください。織り進むにつれて更新していきます。

経糸セッティングに小さいアシスタント
糸のチェック中
たまに、こんな状態になります・・・

カテゴリー: 織物

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